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叶 珠算会から保護者の方へのお知らせや授業風景、試験結果の報告など、叶 珠算会の日常をお届けします。
兄
兄は胃癌が見つかり肝臓へ転移しているが、
抗がん剤の服用も延命措置も断り、
自然に過ごしたいと自宅療養を続けている。
その兄に、姉とともに会いに行った。
末期の胃癌と宣告されて、命の限りを決められた兄は、
身体は細くなってはいたが、穏やかで安らいだ表情をしていた。
『痛みも無く・不安も無い。
このまま静かに死がおとづれるのだったら、
これほど幸せなことは無いよ。』
人生の試練に立ち向かっている。そんな気負いは無く、
静かに語る。
自然と暮らして天命を全うすることを、
兄が生きてきた上で決めていたかのように、
兄の眼は輝き、その表情は力が漲っていた。
「ただ、お父さんとお母さんを最後まで見られないのが残念やけど」
と、父母のことを思いやる。
兄の一言一言に姉は涙を流しながらも、
兄と会話を交わしてくれている。
私は、かける言葉も無く、ただ、泣くまいと、
兄の美しい表情を見つめていた。
帰り際、兄の手を握り締めたら
「お前の手はあったかいなあ、元気な者の手は温かいなあ。」
「のぶこ、ありがとうな。」
「さえこ、ありがとうな。」と、
兄の表情・言葉は悟りを開いた僧侶のように、優しく響いた。
人の寿命は限りがあるが、
医者も驚くほどの兄の生き様である。
そして、義姉は兄の魂の生き方に寄り添っている。
...
投稿者 saeko : 2009年06月14日 | コメント (2)
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長兄さまと叶先生と幾つ違いなのでしょうか”
ご自身の人生というか天命をこれほどまで
しっかり見つめて生きていらっしゃる…
ここまでくると自然と穏やかな心境になられるのでしょうか?
ご兄妹との会話に絆でしょうか~情愛でしょうか
伝わってきますね!
by そろばん新聞社 地木 | 2009年06月17日 12:01
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地木先生
私と兄は3歳違いです。
兄は、その身体と心に仏が宿っているようで、
自分の生き方(死に方)に動じるところがありません。
兄の、人生のこれっぽっちも知らない私が、
兄に会い、兄の姿を見てそう思います。
その兄に寄り添う義姉も動じるところがありません。
どんなに辛い時も、義姉から、愚痴の一つも聞いたことがあり
ません。
姉も、気丈に兄と会話を交わしてくれ、義姉のお母さんや弟さんに「お世話になっています」とお礼を述べてくれたり、
長女の貫禄を感じました。
すみません、
思いが詰まってコメントなのに、色々書きそうです。
by さえこ | 2009年06月17日 22:16
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